松阪CATV 100G DCIにRibbon Opticalを活用

【課題】

背景:地域を支える高いCATV普及率とブロードバンドへの取り組み
松阪ケーブルテレビ・ステーション株式会社(MCTV)は、1990年の設立以来、サービス提供エリアの約70%の加入者に対して、信頼性の高いケーブルテレビおよびブロードバンドインターネットサービスを提供してきました。三重県は全国的に見てもケーブルテレビの普及率が非常に高い地域であり、20034月までに県内すべての市町村でネットワーク構築が完了しています。さらに、複数のCATV会社間でネットワークが相互連携され、自治体や各種団体でも広く活用されています。
MCTVでは、1999年から高まるブロードバンド需要を捉えて高速インターネットサービスの提供を開始し、地域におけるデジタルデバイドの解消と、安定的かつ効率的な接続環境の提供に努めてきました。

課題:拠点間ネットワークの信頼性向上と100Gへの集約
このような中、さらなる通信需要の増加に対応し、ネットワークの「信頼性」と「拡張性」を強固にする必要性が生じました。具体的には、ヘッドエンド拠点と志摩サービスセンター間を接続し、既存の複数のGbEおよび10GbEトラフィックを、保護された「100G双方向DCI(データセンター相互接続)リンク」へと集約できる、スケーラブルなDCIソリューションの導入が求められていました。

 

【ソリューション】

Ribbon Communicationsの先進的な光プラットフォームを採用
松阪ケーブルテレビ(MCTV)は、信頼性と拡張性を兼ね備えた次世代ネットワーク基盤を構築するため、Ribbon Communications(リボン・コミュニケーションズ)のネットワークソリューションを採用しました。事前の厳格な検証を経て、1GbEおよび10GbEトラフィックを100GDCI接続へと効率的に集約できる高性能プラットフォーム「Apollo 9603」および「Apollo 9901」を選定しました。
この先進的な光ネットワーキングプラットフォームの導入により、ヘッドエンドからアクセス層にいたるまで、高性能かつコスト効率に優れた堅牢なネットワークインフラが実現しました。結果として、通信のパフォーマンスや安定性を一切損なうことなく、拡大し続ける地域のブロードバンド需要を確実に支える体制が整いました。

なお、本プロジェクトの設計・構築・導入にあったては、パートナーであるユニアデックス株式会社よりサポートを受けています。


Matsusaka CATV Network Configuration

【導入効果】

単一ファイバーでの100G化と、将来の400G/800G化への布石
今回のソリューション導入により、主に以下の3つの効果がもたらされました。

  1. 効率的な帯域活用:単一のファイバー上で、100Gの双方向通信をコンパクトな設備構成で実現しました。
  2. ヘッドエンドの強化と拡張性:ヘッドエンド拠点に「Apollo 9603」を採用したことで、低コストで高密度な光プラットフォームを実現しました。将来的な400G800Gへのアップグレードにも柔軟に対応可能です。
  3. 迅速なプロジェクト完遂:機器の納入から設置、開通にいたるまでのリードタイムを大幅に短縮。世界的なサプライチェーンの制約下にあっても、遅滞なく迅速にネットワークを稼働させることができました。